VPNソリューションパックは、コストを抑えるためにブロードバンド回線(フレッツ回線)を利用することが多いですが、
ブロードバンド回線(フレッツ回線)はベストエフォートの回線のため、回線障害や工事などで通信が止まってしまうこともあります。
そんな通信断をできるだけ短くするためのプラン(オプション)として、当社には「バックアッププラン」があります。
先日、その「バックアッププラン」を利用したVPNの構築がありました。
ネットワーク構成としては
2拠点のVPNで、それぞれバックアップ回線を準備し
通常時は、電力系通信事業者の回線を利用し、VPN通信をし
回線障害時には、フレッツ回線に自動的に切替り、通信をバックアップする
といった構成です。
構築時(VPNルータ設置時)には、
擬似的に回線の障害を発生させ(LANケーブルを抜く)、自動的に切り替わるか確認し、
回線復旧後(LANケーブルを再接続)、自動的に切り戻るかを確認。
※今回は2拠点のVPNでそれぞれバックアップ用の回線があるので、2拠点で同様の試験をしてます。
回線の種類や、バックアップ構成、パラメータの調整等にもよりますが
メイン回線→バックアップに切り替わり ・・・10秒~30秒程度
バックアップ→メイン回線に切り戻り ・・・数秒~10秒程度
といった感じでした。
お客様のパソコンからも通信試験をして、ルータ間のみでなくお客様PCでも問題ないことを確認して、無事、構築(VPNルータ設置)が完了となりました。