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2018.02.06 Update

(自社事例)VPNの速度改善対策~自社でのIPv6検証~

今回は、お客様から寄せられたお困りごと解決のため私ども「ネットワークお助け隊!」が行った社内検証についてご紹介です。

【ネットワークお助け隊!課題】

・最近、保守サービスをご契約いただいているお客様から、「夜になるとVPNが遅い」というご申告が増えてきた。

原因を確認したところ、プロバイダの網終端装置が混み合っていることが原因というケースが多い。
対策をとらなくては!

★対策
NTT西日本/東日本のNGNの「フレッツ・v6オプション」を使って、最新技術のIPv6でのVPNを検証!
速度遅延の原因となっているプロバイダ網終端装置を通らず済むようNGN網内でVPNを構築。

【検証前】
遅延の原因となっているプロバイダ網終端装置を経由して、VPN、インターネットに接続している状態です。

プロバイダの接続(PPPoEセッション)の再接続をすることで、比較的空いている網終端装置に繋がり一時的に速度が改善することはありましたが、しばらくすると現象が再発してしまいました。



【検証】
社内環境を使って、プロバイダ網終端装置を通らずに済むようVPNを構築します。
(インターネット接続は変更なし)

★効果
・通信速度UP
※時間によっては検証前(IPv4)の約2倍程度の速度で通信が可能でした。弊社社内環境での結果となります。
※詳細については、弊社ネットワーク・エンジニアのブログにて、ご確認いただけます
フレッツv6オプション」を使ったIPv6のVPNのテスト(1)~(3)
(1)https://www.vpn.ne.jp/blog/ipv6vpn1/
(2)https://www.vpn.ne.jp/blog/ipv6vpn2/
(3)https://www.vpn.ne.jp/blog/ipv6vpn3/

・オプションの申込や、構築時に必要な設定方法等、必要な手順、お客様にご対応いただく部分について確認できた。

検証を終えて

速度結果について、測定方法によって、値は結構異なりますが(特にIPv6)、おおむねIPv4の倍の速度が出ているようで、思った以上に良い結果でした。
「フレッツv6オプション」の場合、NTT西日本/東日本間は接続できないことや、インターネットの速度遅延は解決されない等の問題はありますし、この後の弊社でのサービス化についてはまだ準備/確認これからですが、現状困っているお客さまに対しての解決策となればと思います。

(ネットワーク・エンジニア)

お助け事例 まとめ
●プロバイダ網終端装置が速度遅延の原因の場合、IPv6でのNGN網内でのVPN通信に変更することで速度が改善される可能性がある

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