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2017.07.04 Update

夕方以降、基幹系システムサーバへの通信がかなり遅い


・日中は特に問題なく使えているのに、夕方以降になると、データセンターの基幹系システムサーバへの通信がかなり遅くなるようになった。

システムサーバのほうは問題ないとシステム会社に確認はとれている。

通信トラブルがあったのかどうか調べてほしい。

  (愛知県・製造業)

※弊社「VPNソリューションパック ダブル回線プラン」をご利用のお客様。
  VPN接続用のアクセス回線として常時接続のメイン回線とメイン回線故障時に備えてのバックアップ専用回線でのダブル回線構成。
  メイン回線とバックアップ専用回線は、異なる回線業者のもの。

 

【お助け事例】
★対策
お客様に代わって通信各社に状況確認し、考えられる策をご提案。
普段は利用していないバックアップ専用の回線での通信に変更することで、通信の遅延が解消された。

メイン回線については、回線業者とプロバイダに弊社から通信状況を確認したところ、故障はありませんでした。

ただし、プロバイダのほうは、夜になると通信が集中して混んでいる状況であるとのこと。

※ベストエフォートのサービスでは、同じ設備を利用している方々の利用状況によって、通信に遅れが発生してしまう場合があります。

お客様に状況をお伝えし、下記2つの対策をご提案し、実施させていただきました。

*対策1: VPNルータの再起動
(プロバイダ内の終端装置が、別の込み合っていない装置に切り替わることを試すため)
⇒(結果)△ プロバイダの終端装置は込み合っていない装置に切り替わり、多少は通信に改善傾向が見られたものの、解決とまではいかなかった。

*対策2: メイン回線に何か起こった時用に用意していたバックアップ専用の回線で通信するようVPNルータの設定変更
⇒(結果)◎ 通信は落ち着き、遅延は解消された。

こちらのお客様では、もともと、メイン回線とは異なる回線事業者の回線をもう一本バックアップ専用としてご利用いただいており、今回その回線が役に立ちました。

まずはお困りごとは解消されましたが、これはあくまで一時的な回避策のため、今後の対応については、お客様とご相談の上、決めていきます。


★効果

・夕方~夜間の「遅い」と感じていた状況が解消され、昼間と同様に快適にシステムが使えるようになった。

・帯域保証の回線を利用するよりも、コストを抑えられた。
 


★費用
 保守サポート費用内での対応でした。

 

私が担当しました

「通信が遅い」という状況は、「通信がまったくできない」という状況に比べ、原因箇所を突き止めるのがなかなか難しい場合があります。
また、原因箇所がわかっても、今回のようにプロバイダ側の要因となると、お客様ではどうしようもできないという場合もあります。
だからこそ、我々が考えられる改善策をご案内し、普段通り快適にご利用いただけるようにお客様をサポートさせていただきたいと思います。
お客様ごとに、条件や環境も違うので、その点も考慮してお話を伺いながら、対応させていただくよう心がけています。
今回はバックアップ用の回線がありましたので、そちらを使用することで、通信が落ち着いたのでよかったです。
(ネットワークエンジニア)

 

お助け事例 まとめ
●回線・プロバイダのほうで故障はなくても、混み具合やさまざまの原因によって、通信が「遅い」と感じられる場合がある。
  明らかに故障している場合に比べ、原因追究が難しいが、考えられる対策をひとつずつ試していく。
  異なる事業者の回線で通信を切り替えることによってその状況が解消される場合がある。

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